京都府警があおり運転注意を漫画で呼び掛け

 京都府警があおり運転注意を漫画で呼び掛けあおり運転の被害者にも加害者にもならないよう注意を呼び掛けようと、京都府警本部交通指導課は課員自作の漫画を載せた啓発チラシ(写真)を作った。府内警察署への配布や、府警ホームページの掲載などを通じて周知を図っている。

同課が府民から提供された映像や関係者の聴取結果を分析したところ、あおり運転は、ドライバーの何気ない運転が相手の恐怖や怒りを感じさせ、誰もが「あおる側」にも「あおられる側」にもなり得ることが判明。こうした特徴を府民に知ってもらおうと、表裏含めて3通りの漫画を掲載し、あおり運転の実態を分かりやすく伝えている。

同課と南警察署はさきごろ開いたバス事業所での安全講習会で、チラシを用いて妨害運転抑止を啓発。全国紙でもチラシの内容が紹介され、府外企業から「社員の安全講習に使用したい」との問い合わせがあるなど反響を呼んでいる。