群馬県長野原署が詐欺被害防止のメッセージ入りマスクを配布
群馬県長野原署は西吾妻地区防犯協会と西吾妻暴力追放推進協議会の協力で、新型コロナウイルスの感染予防に効果のあるマスクを活用し、管内住民に特殊詐欺被害防止を呼び掛けている。
詐欺被害への注意喚起文を記載したマスク1,000枚を製作(写真)。署員が年金支給日に金融機関で配ったり、高齢者世帯への巡回連絡の際に手渡したりしている。管内住民からは「マスクは何枚あっても困らないのでありがたいです」との感謝の声が聞かれ、配布する署員にも「チラシよりもマスクの方が受け取ってもらえるので浸透しやすい」と好評だ。
新型コロナウイルスの影響で、現在も高齢者に向けた各種活動が計画できない状況が続いているが、今回の試みは在宅している高齢者にも幅広く啓発できる有効な施策となった。同署は「詐欺被害を防ぐため、今後も工夫を凝らした各種対策を実施していきたい」と意気込んでいる。