高知県警が酒場詩人・吉田類さんを詐欺被害ゼロ広報大使
高知県警は酒場詩人として知られる吉田類さん(70)に「特殊詐欺被害ゼロ広報大使」を委嘱した。同大使の委嘱は県警初。吉田さんは同県吾川郡仁淀川町出身で、作家やイラストレーターとしても活躍し、幅広い人気を集めている。
今後は、吉田さんを起用した啓発チラシの製作、各種広報媒体・イベントなどを通じて特殊詐欺防止に関する情報発信をしていく。被害の端緒となる不審な電話やはがき・メールがあった際には警察に相談することが重要で、吉田さんらしく「サケはぐいっと! サギはくいっと!(#9110)」の啓発標語を用いて、警察総合相談電話の利用を強力に呼び掛ける。
県警本部であった委嘱式で原田哲生活安全部長から委嘱状を受け取り(写真)、吉田さんは「特殊詐欺は卑劣な犯罪。県民に広く『だまされないための対策』を呼び掛け、被害をゼロにするため全力で取り組む」と決意。委嘱後のラジオ番組「吉田類の類語録」の収録でも、注意を呼び掛けた。