佐賀県唐津署が高校生と警察官人形を塗り替え
佐賀県唐津署は東松浦郡玄海町今村地区に設置されている「警察官人形」の塗り替え作業を行った(写真)。
同人形は平成10年頃に設置された2代目で、初代の警察官人形は車両衝突による事故で破損。人形に衝突して車両は停車したが、人形がなければあわや崖下に転落する大事故につながるものだったという。以降、地元住民は「警察官の人形のおかげで運転手の命が救われた」と声を揃え、警察官人形は地元の交通安全のシンボルとなっている。
しかしながら、2代目の設置からも年月が経ち、塗装が剥がれ落ちるなどの経年劣化が認められた。そのため、地元の県立高校生にも協力してもらい、塗り替えを実施。生徒らの懸命な作業により、警察官人形は設置当初の姿を取り戻した。「今後も交通安全のシンボルとして、行き交う人々の安全を静かに見守って」と同署。