岩手県二戸署相撲部発足でちびっこ力士と交流
岩手県二戸署は5月に二戸署相撲部を発足させ、管内のちびっこ相撲の少年たちと共に汗を流している(写真)。二戸地区で伝統競技として継承されている相撲を通じて、少年の非行防止と健全育成につなげる。所属する署員は総勢17人で、最年少は20歳の巡査、最年長は40歳の警部とメンバーも幅広い。9月15日の管内の祭りであった奉納相撲に、署員力士が出場して会場を大いに沸かせた。
稽古は、月・水・金の週3回、地元の小学・中学生の少年たちが稽古する屋内稽古場で。なかには署員より体格の良い少年もいるが、ぶつかり稽古では署員も果敢に胸を貸し、低い重心や脇を締めた押し、摺り足の徹底を指導している。
共に汗を流して4カ月余りが経過したが、少年たちも警察官の存在を身近に感じている様子で、ちゃんこ会などの催しも大盛況。同署は少年たちの心と体の健やかな成長を願い、今後も一緒に稽古をしていく考え。署内では「将来警察官を目指してもらえれば」との期待も高まっている。