茨城県稲敷署で無事故の願い込められた「ひまわり」開花
茨城県稲敷署庁舎前のひまわりがこのほど、開花した(写真)。真夏の日差しを浴びてぐんぐんと成長。人の背丈をゆうに超えて咲き誇り、時折吹く風に揺られる光景が、来庁した市民の目を楽しませている。
5月に署員が種をまき、「交通事故防止」の願いを込めて大切に育ててきた。平成23年に京都府内で、交通事故で亡くなった男児の「生きていた証を残したい」という遺族の思いから始まった「ひまわりの絆プロジェクト」。交通安全と命の大切さを伝えようと、関東管区警察学校が育てたひまわりの種をもらい受け、初めて取組みに参画した。
今月上旬には台風が接近したが、それも乗り越え、次々と“絆の花”が咲き揃った。同署は、プロジェクトの趣旨や命の大切さを市民に伝え、被害者支援の輪を広げていく。