長野県長野中央署がお笑い芸人のイラストを詐欺被害防止に活用

 長野県長野中央署がお笑い芸人のイラストを詐欺被害防止に活用長野県長野中央署は特殊詐欺対策として、お笑い芸人の「ヤポンスキーこばやし画伯」が描いた、同署マスコット犬のイラストを拡大カラー印刷し、厚紙や発泡スチロールを使って「音声による注意喚起機器」用のカバーを手作りした。還付金詐欺等を防ぐ目的で、管内金融機関の店舗外ATMコーナーに設置している(写真)。

音声による注意喚起機器では、人が近づくと赤外線センサーが感知し、あらかじめ録音した「気をつけて。ATMで還付金は受け取れないよ」という子供の音声が流れる。かわいらしいイラストや「ATMで還付金は受け取れません!」の文言が入ったカバーを設置することで、聴覚と視覚の両面でATM利用者に注意を喚起している。

県内では平成30年から、過去に詐欺被害者が利用した金融機関店舗外のATM、利用者が多いATMなどに音声による注意喚起機器を設置。啓発メッセージを繰り返し流すことで、ATMでの詐欺被害防止を図っている。