大阪府天王寺署が「こどもみまもり寺」172寺院を指定
大阪府天王寺署は天王寺区仏教会、大阪夕陽丘ライオンズクラブと「子ども見まもりのまち天王寺」と銘打った取組みを始めた。子供たちが犯罪被害に遭うことなく、安全で安心して過ごせるようにする。
「文教区のまち」と言われる大阪市天王寺区には、寺院と学校が数多く所在する。同署では、同仏教会に加盟する172の寺院の協力で「こどもみまもり寺」と書かれたタペストリーを設置(写真)。犯罪被害に巻き込まれそうになった場合などに子供たちが寺院に駆け込み、住職から110番通報してもらうシステムを構築した。
また、同ライオンズクラブが購入したセンサーライト182個も、各寺院に設置。街灯が少ない暗い夜道を明るく照らし、犯罪抑止につなげるためで、同仏教会は「協力できることをうれしく思う。取組みが天王寺区だけでなく、多くの地域に広がればと願う」としている。