熊本県警音楽隊が災害公営住宅で「安全・安心コンサート」開く

 熊本県警音楽隊が災害公営住宅で「安全・安心コンサート」開く平成28年の「熊本地震」の発生から5年となり、熊本県警音楽隊は被災者のために建設された災害公営住宅「益城町木山下辻団地」の屋外で「安全・安心コンサート」を開催した(写真)。

地震の発生以降、同隊が被災地で演奏を行った回数は計41回。約1時間にわたる今回のコンサートでは、犠牲者への追悼の意味を込め、バッハの「アリア」を演奏。人気アニメ「鬼滅の刃」、坂本九さんのメドレーなど、耳なじみの良い8曲が続いて披露された。

会場に訪れた約100人からは終始大きな拍手が送られ、アンコール曲の「365歩のマーチ」では演奏に合わせて手拍子も沸き起こった。コンサートの幕間には、御船署員が防犯・交通安全講話や啓発グッズの配布を行い、市民の安全に努めた。