岩手県警察学校の初任科生が日本語検定で最優秀賞を受賞

 岩手県警察学校の初任科生が日本語検定で最優秀賞を受賞岩手県警察学校の初任科第94期長期生が昨年秋に受検した日本語検定で、一般団体部門(企業・自治体ほか)の最高賞に該当する「最優秀賞(東京書籍賞)」を受賞した(写真)。賞は受検級や合格率などを総合的に判断して選考される。

同校初任科生は、「対話と報告」という授業で適切な日本語について学んでおり、その成果を試す場として毎年、日本語検定の3級(高校卒業レベル~社会人基礎レベル)を受検している。今年度で9年目となるが、最優秀賞の受賞は今回が初めて。授業以外にも10数回にわたる添削指導を受けたほか、自主活動時間には問題集に取り組むなどした。「敬語」や「言葉の意味」など、日本語の総合力が問われる検定で、好成績を収めたことが受賞につながったという。

学生を指導した教務副校長は、一般会場で検定1級(社会人上級レベル)を受検し合格。全国で3~6位相当の成績優秀者に与えられる読売新聞社賞優秀賞を受賞し、学生とあわせて二重の喜びとなった。