神奈川県警が「振り込め詐欺防止川柳2018」入選作品を表彰
神奈川県警と県、第一生命保険(株)が募集した「振り込め詐欺撲滅川柳2018」の入選作品表彰式が県警本部で開かれた。選ばれたのは、神奈川県警察賞(2作品)の「夫にも 渡さぬカード なぜ渡す」「留守電が 被害防止の 立役者」を含む計6作品(6人)。
3者が一昨年9月に結んだ「地域安全に関する協定」の一環で行われ、福井県警に続いて全国2例目。募集期間は10月1日~11月30日。窓口やホームページ、新聞広報、顧客への呼び掛けを通じて募ったところ、全国から1,254作品の応募があった。被害を未然に防ぐための機器や犯行手口を盛り込んだ作品もあるなど「よく考えられた川柳が多かった」という。
表彰式では、審査に当たった県警・牧智明生活安全部長ら3者代表が表彰状を手渡した(写真)。同社はすでに入選作品を掲載したチラシを製作しており、今後、営業活動などで配布する予定。県警担当者は「応募の多かった40~50歳代は、両親が詐欺被害に遭いやすい世代で、川柳の制作を通じて防犯意識も高まる。今後もあらゆる手を尽くし、被害を防いでいきたい」と話している。