中学生が水難事故の応急用救命代用具を制作 兵庫県相生署の体験活動で

中学生が水難事故の応急用救命代用具を制作 兵庫県相生署の体験活動で兵庫県相生署は、中学2年生が対象の体験活動「トライやる・ウィーク」を6月2日から6日にかけて開催した。参加したのは相生市立双葉中学校と同市立矢野川中学校の生徒5人で、夏に向け、水難事故発生時に活用するための応急用救命代用具を制作した(写真)。

完成したのは、容量2リットルのペットボトル3本をテープで縛り、風で飛ばされないように中に砂をいれた救命代用具。約100kgまで体重を支えることのできる浮力があるという。材料が安価で手に入るうえに作成時間も1時間ほどしかかからず、手軽に自作することができる。

生徒たちは、子供にとって危険な箇所に指定されている池を署員とともに訪れ、手作りの救命用具を設置。実際に水中に投げ入れる練習も行った。参加した生徒は「これを使うことがないようにしたいですが、いざという時は使ってほしい」などと話しており、水難事故防止の意識の向上につながる活動となった。