技術情報の流出に注意を 静岡県警本部長が商工会議所常議員会で講演
静岡県警の津田隆好本部長は4月24日、静岡商工会議所で開かれた常議員会で「技術流出をめぐる現状と課題について」と題する講演を行った(写真)。会員企業の役員など約80人が聴講。席上、津田本部長は経済活動に潜むリスクや対策の要点を述べ、経済安全保障の重要性を分かりやすく説明した。
各国が高度化する科学技術で産業競争力強化を図る中、日本企業の有する技術情報等が、サイバー攻撃のみならず偶然を装った接近といった古典的な手法で狙われた事例も紹介。製品の引き合いや共同研究といった通常の経済活動にも技術流出の危険性があると指摘した。