高校生らがサイバー犯罪捜査を体験 佐賀県警が採用イベント開く
佐賀県警は情報工学の技術・知識を持つ人材の採用を目的として「ワンデー仕事体験(サイバー犯罪捜査)」を開催した。
これまで県警では、高校生や専門学校生、大学生を対象に行っていたが、今年度から「高校生以上の採用試験受験対象者」へと間口を広げた。幅広い年代から募集したところ、県内に住む社会人と高校生ら6人が参加し、県警が作成したサイバー犯罪捜査体験システムを使った仮想捜査を体験した(写真)。
この日、採用担当者が募集要項などを説明、サイバー犯罪対策課員がサイバー犯罪の現状・手口などを紹介した。参加者は「『SNSで知り合った人物に金をだまし取られ、アカウントも乗っ取られた』旨の届出を受けた」との想定に基づき、ログイン・アクセスログを精査し、ネット犯罪被疑者の特定手法などを学んだ。体験後には「実際にサイバー犯罪捜査を体験でき、警察官になるという将来への思いが強まった」などと話していた。