愛知県中村署が交通安全キャンペーン 津軽三味線世界一の中村滉己さん迎え

愛知県中村署が交通安全キャンペーン 津軽三味線世界一の中村滉己さん迎え愛知県中村署は、名古屋市中村区出身の津軽三味線奏者・民謡歌手として活躍する中村滉己さんを一日警察署長に迎え、名古屋駅前で交通安全キャンペーンを開催した。新年度の時期に不慣れな交通環境で交通事故が多発することから、交通ルールの順守と安全行動の重要性について事前の広報啓発を行うこととしたもの。

昨年中、区内では775件の交通人身事故が発生し、死傷者数は935人に上った。前年と比べると73件、84人増で、それぞれ1割ほど増加している。こうした事故には、ドライバーや自転車利用者の無謀運転、歩行者の乱横断など、交通ルールを無視した行動に起因するものが少なくないという。

この日の催しでは、会場に集まった市民に向けてドライブレコーダーの記録映像を公開。交通事故が起きる瞬間を目の当たりにし、交通安全への関心が高まったところで、中村さんも自身のヒヤリハット体験を披露した。その後も、津軽三味線の世界大会で1位に輝いた中村さんの巧みな演奏が観衆を魅了し(写真)、最後まで心に響く取組となった。