大阪府西成署が区役所と防犯寸劇 詐欺手口の分かりやすさが好評
大阪府西成署は大阪市西成区役所と協働し、市立西成区民センターで防犯寸劇を披露した(写真)。区民約130人が来場。
題材としたのは府内で発生が増えている「還付金詐欺」。高齢女性が区役所職員を名乗る犯人に騙されてATMまで誘導され、大切な貯金を犯人の口座に振り込んでしまいそうになるという筋書きだ。手口を分かりやすく伝えることはもちろん、大阪ならではのおもしろさにもこだわろうと、署員と区役所職員が脚本の作成や大・小道具の製作まで手がけ、何度も協議と練習を重ねた結果、本番では「ほんまおもろかったわ」「詐欺怖いねえ、気をつけないと」と大好評で、観客の記憶に残る舞台となった。
この日の寸劇の一部始終は映像に収められ、西平署長と区長による「謎かけ」のコーナーも加えて、区役所の公式YouTubeチャンネルで掲載されている。同署では、今後も分かりやすく楽しい防犯指導を行い、区民に防犯意識を根付かせていきたいとしている。