広島県府中署の庁舎に掲揚する防犯懸垂幕を高校書道部員と制作
広島県府中署では、市民に特殊詐欺被害防止を呼びかけようと、県立府中高等学校書道部や府中市防犯連合会と協働し、署庁舎に掲揚する防犯懸垂幕を作成した。
懸垂幕は縦7.2m×横0.9mの大きさ。署員から募った標語「みんなで防ごう! 特殊詐欺府中市民で繋ぐ防犯の輪」を筆文字でダイナミックに表現し、特に「特殊詐欺」の文字を赤くすることで目立たせている。完成後、同校書道部には内田昇署長から感謝状が贈られ、同部員は「今回の事を誇りに思う」「書の力で地域へ貢献できてうれしい」「実際に書いた文字はフォントよりも伝わると思う」「高校生の力で府中市の被害が少しでも減ればいいと思う」と話していた。
署を訪れる市民の目に入りやすい庁舎の前面に掲げられており、内田署長は「書には力強いアピール力がある」「多くの市民へ伝わってほしい」と、その広報効果に期待を寄せている。