駐在所勤務員が小学校でトランペット演奏 卒業生の門出祝う

駐在所勤務員が小学校でトランペット演奏 卒業生の門出祝う千葉県千葉東署中田駐在所勤務員の小川一清巡査長が、千葉市若葉区の更科小学校で開かれた「ありがとうの会」で特技のトランペット演奏を披露し、卒業生の新たな門出に花を添えた(写真)。

小川巡査長は県内でも有数の吹奏楽部を擁する習志野高校の出身で、県警でも以前は音楽隊に所属していたという。県民と警察をつなぐ「音の架け橋」として広報活動に従事する同隊での経験を生かし、今度は駐在勤務員として、自分の特技を地域住民との交流に活用できないかと考えた結果、卒業生を激励する演奏を行うことを思いついたという。

この日の選曲は、いきものがかりの「YELL(エール)」。会場の体育館に集まった卒業生10人やその保護者ら約50人は、小川巡査長が奏でるトランペットの音色に耳を傾けた。また、卒業を祝う言葉を伝えるとともに防犯・交通安全の広報啓発活動も行い、「シーポックからのお願い」として登下校時の交通事故防止や自転車乗用時のヘルメット着用等を呼びかけたほか、ネット上の犯罪等に巻き込まれないために正しく安全にインターネットを利用するように訴えた。参加者からは「おまわりさんに素敵なトランペットを演奏してもらい、とても感動した」「シーポックとの約束を守って、事故に遭わないように気をつける」との反響があるなど、警察官を身近に感じ、安全安心を実感してもらう絶好の機会となった。