長崎県警察学校で初任科生の史跡探訪・強歩訓練

 長崎県警察学校で初任科生の史跡探訪・強歩訓練長崎県警察学校は初任科長期生による長崎街道史跡探訪・強歩訓練を行った(写真)。参加した47人の部隊行動の習熟と体力強化を図るとともに、史跡を巡ることで警察官としての教養を高めることがねらい。

長崎街道は、豊前国小倉(北九州市小倉北区)の常盤橋を始点に、肥前国長崎(長崎市)に至る57里(約223.8km)の道程。江戸時代に整備され、途中に25の宿場が置かれた。明治維新の志士たちも歩いた歴史街道だ。

訓練は、長崎市から大村市の鈴田峠までの約24km。想像以上の厳しさに学生は疲労困憊といった様子だったが、引率教官の励ましを受けながら歩き終えた。訓練後、学生は「歴史ある道のりを、仲間に声を掛け、助け合いながら歩くことでチームワーク、団結力の大切さを学んだ」「訓練で得た最後まであきらめない気持ちを現場で生かしたい」と話し、士気を高めていた。