金属窃盗の防犯対策で 警視庁万世橋署が買い取り業者に講習会

金属窃盗の防犯対策で 警視庁万世橋署が買い取り業者に講習会警視庁万世橋署は5月7日、管内で中古品や金属の買い取りを行う事業者に防犯講習会を開催した(写真)。

盗品の銅線ケーブル等の金属を業者に買い取らせる事案が全国で多発しているためで、この種窃盗対策は関連法案が今国会に提出されるなど社会的な関心も高い。講習会では古物営業を行ううえでの防犯三大義務として、相手方の身分確認や取引内容の帳簿等への記載を徹底するほか、盗品等の不正品やその疑いがある場合にはすぐに通報するよう求めた。

同署の呼びかけで、中古品等の買い取りに必要な古物商許可を持つ業者で銅線等の金属類や機械工具類などを取り扱う33社(33人)が出席。豊田紀明署長は「銅線を盗んだ犯人が買い取りを求めてやってくる可能性がある。防犯三大義務を順守し、もう一度お店の防犯対策を見直していただきたい」と呼びかけた。