鹿児島県警で運転寿命延ばす「安全運転体操」を考案

鹿児島県警で運転寿命延ばす「安全運転体操」を考案鹿児島県警は県内にある鹿屋体操大学スポーツ生命学系の中垣内真樹教授の監修の下で「安全運転体操」を考案し、同大学で完成披露会を開催した。同県警の公式YouTubeチャンネルで公開している(写真)。

県内では、高齢者関連事故の抑止が喫緊の課題となっており、県警では運転免許証の自主返納を積極的に呼びかけているが、なかなか返納率が上がらない状況だった。そこで、現状を受けた県警側は「高齢者が運転に必要な筋力や認知機能を維持するための体操を行うことで、運転寿命を延ばすことはできないか」と同大学に依頼。苦心の末、オリジナルの体操が生み出された。

内容には、安定したアクセルとブレーキの操作を行うための足首の運動や、スムーズにハンドルを操作するための肩の運動など、運転に必要な筋力を効率的に鍛えられる動きを盛り込んでおり、間奏では「今日は何月何日」「昨日の晩ご飯は」といった問い掛けに答えてもらうなど、認知機能を維持するための工夫も凝らした。